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ペイロード (航空宇宙) : ミニ英和和英辞書
ペイロード (航空宇宙)[ちゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [ちゅう]
 【名詞】 1. space 2. air 3. midair 

ペイロード (航空宇宙) : ウィキペディア日本語版
ペイロード (航空宇宙)[ちゅう]

ペイロードとは、ヴィークルのうち、それ自身の移動以外に、なんらかの物を積載して移動させる目的のものにおいて、その積載物のことである。語の直接の意味としては、pay: 対価の支払い、load: 荷 で、日本語に直訳して有償荷重ともされる。また、その質量ないし重量のことも指し、可搬重量や有効荷重ともされる。
陸上輸送に対してはほとんど使われず、海上輸送でもあまり使われない。民間航空分野では旅客や貨物のことを指す。軍事分野では、民間と同じく人員や輸送物資のことでもあるが、軍用機の武装やミサイル弾頭も指す。増槽も一種のペイロードと言える。観測ロケットにおいては観測機器が、宇宙ロケットにおいては宇宙機などを指してペイロードと言う。航空分野では重量が、宇宙分野では質量が重要である。
通常、陸上の移動では乗員を移動させることは運航の目的ではないため、乗員はペイロードに含まれない。一方、有人宇宙飛行では宇宙飛行士が宇宙に行くことも目的の一部であるため、ペイロードに含まれる。
総重量とペイロードの比率をペイロード比と言う、ペイロードと燃料の重さを同等に考える場合は実質積載比という値となる。
なお、ロケットで使われる質量比という値は、初期状態での全質量対噴射で失われる推進剤の質量という値で、その値と噴射速度から、ツィオルコフスキーの公式により可能な増速度が決定されるという力学的な値である。
転じて、情報処理の分野では、たとえば通信などにおいてパケットのうち送信先などのデータを含むヘッダなどを除いた、目的とするデータ本体のことを指して「ペイロード」と言う。「ペイロード (コンピュータ)」の記事を参照。
== 航空機 ==

航空分野では、ペイロードは輸送される荷物の可搬量のことをさすことが多い。ペイロードと航続距離は図に表されるような相対的な関係にある。
航空機の構造上、胴体部分の重量はある程度に限られ最大無燃料重量が航空機における輸送の限界となっており、最大無燃料重量と運用空虚重量の差が最大ペイロードとなる。一方で主翼内部の燃料タンクの質量は胴体重量と比べ翼胴接合部への曲げモーメントとしては大きく貢献しておらず、このため航空機は翼が支えることのできる最大ペイロードを積んでも、まだかなりの燃料量をつむことができる。最高値の水平線はこれらの理由による航続距離の増加とかかわりない不変の最大ペイロードが表されており、より航続距離が必要な場合はより燃料を必要とする。
縦の線が書き加えられているポイントは、最大ペイロード時航続距離と呼ばれ、ペイロードを最大無燃料重量まで搭載し、これと最大離陸重量の差分の燃料を搭載した状態を示す。最大離陸重量はエンジンの最大定格出力と翼の揚抗比の組み合わせによって決まる。民間航空機(特に貨物機)では多くの場合この最大ペイロードの状態で運航されることが多い。
最大ペイロード時航続距離の線より右側は、ペイロードを減らしていき、代わりにその重量分の燃料を搭載した場合の航続距離を表している。燃料を多く搭載すると、飛行するにつれて消費により重量が減少するので航続距離は伸びる。
次の屈折部は、燃料を主翼内タンク容量一杯に搭載し、そこに最大離陸重量までペイロードを搭載した状態を示す(最大航続距離)。この点よりも右側は、燃料はそのままでペイロードを減少させていったときの航続距離を示す。ペイロードは飛行しても重量の減少はないので、航続距離の増加はわずかである。最終的に燃料が満載・ペイロードなしの状態で航続距離が最大になる。
特に軍用の輸送機戦闘機などではペイロードは主要な能力値のひとつであり、カタログスペックのひとつとして扱われる。一方民間機の場合ペイロードは主に旅客(およびその荷物を含む)、有償貨物、郵便物等である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ペイロード (航空宇宙)」の詳細全文を読む




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